音楽育児始めました。「しつけを真面目にする」のは止めよう(親子向け)
某TVで、「フランス人が子どもと部屋を片付けるときに音楽を流す」というのを見ました。
■「子どもとお片付け」日本での2パターン
子どもとお片付けとなると、
日本では「おっかたづけ〜♪」の歌を歌ったり、
「一緒に片付けよう」「ママと片付けるのどっちが早いか競争ね!」などの方法があります。
でも、毎回毎回毎日毎日…となるとうまくいかない。
子どもも日々成長しますから、
「今遊んでるからイヤ!」「めんどくさい」「もうママの勝ちでいいよ」なんて流されます。
あえて片付けないで気付かせる方法もありますが、
子どもは汚くても全然平気、ママは結局イライラに。
でもこちらは長い目で見ると割と効果があります。
「あのオモチャがない!片付けておけばよかった〜」
を何十回か繰り返せばですが。。
■ママがイライラしては意味がない
結局どちらも、ママがイライラするのが問題です。
ママがイライラすればママ自身もしんどいし、子どもへの当たりもきつくなりますから。
親子ともにしんどく、片付けをもっとキライになる。
何より「イライラは思考停止の始まり」です。
当ブログでは、イライラの排除を徹底的にします。
■しつけは楽しむ
そこで音楽を流すというのはいいですね〜
1番驚いたのは、価値観の違いです。
日本人:しつけは真面目に言い聞かせるもの
フランス人:しつけも楽しむもの
しつけを真面目にし過ぎて沈没…が日本ではよくあるパターンなんですね。
それでも昔は人手がいましたから、じいちゃんばあちゃんが笑かしながらうまくしつけたり(また子どもも他人の話こそ聞いたりする)、
「まだそのしつけは早いよ」「今日ぐらいは大目に見れば」なんて日々のアレンジも効いたけれど。
ママ一人では、「真面目に!毎日必ず!完璧に!」になってしまう。
そこで役立つのが「音楽の力」です。
この曲でお片付けと決めるという使い方も良いけれど、重要なのは目に見えない部分。
音楽を聴くだけで、ママの気持ちはリラックスし、思考も働き、何をしても楽しくなる。この作用ですね。
ということで早速、私も日常に音楽を取り入れています。
主に料理や掃除などの家事をするときや、夜の子どもと遊びの時間。
一日の中でも疲れたり、しんどそうなときにこそ使っています。
今はクリスマスソングメインで、アマゾンミュージック使用中。
目的は「リラックス、楽しむ、心の余裕を取り戻す、思考再開」ために。
本能に響くものこそ効果も早く、持続性も強いですね〜。
3分聞くだけで気持ちなんてガラッと変わっちゃいます。
五感に作用する音楽育児、とてもオススメ。
他にもしつけを真面目にしない方法を模索していきます。
考えない親VS考える子ども。そもそも「考える力」って何だろう?
2020年の教育改革では、「自分で考える力」に視点が当てられる。
詰め込み式教育で「考える行動」を奪われた私たちの世代が失ったものを、もう一度見直そうというわけだ。
詰め込み教育で、ある意味コンピューター化された私たち。
AIがくるならコンピューター型人間はもういらない。
日本人がもう一度人間性を取り戻すための、素晴らしい方針だと思う。
(正直かなり遅いと思うけれど)
■親にとっては脅威
考えない親に、考える子どもたちー
それは私たち親世代にとって、ある意味脅威かもしれない。
口応えする子どもに、
「いいからこうしなさい」
「これが普通なのよ」
「みんなこうしてるよ」
「何で言うことが聞けないの!」
といった押し付けは全くの逆効果になる。
「まず相手(子ども)の考えを聞き、お互いの考えを議論し合う」
といったスキルが必要になるのだ。
親子間だけでなく夫婦間、友達や同僚とでさえ出来ていない人も多いだろう。
親世代も、自分自身の生き方を問い直す必要が出てくる。
■「考える力」とは
そうはいってもそう難しいことでなく、考えるのは人間の本能的な行動だから、心配する必要はない。
「考える力」というと難しそうだけど、小さなことこそ大切だったりする。
まずは「気付く」ことがスタート。
・日常で感じた小さな違和感を見逃さず、見ないふりしない。じっくり見つめて考えてみる。
・当たり前だと思っていたことを、もう一度考えてみる。「当たり前思考」をなくす。
最初は怖いかもしれないけれど、
逃げること(考えない)でなく、向き合うこと(考える)で
毎日の生活も人生も変わる。
もちろん考えるを深めるには、ミクロとマクロで考えたり、比較したり、角度を変えてみたり、他人と議論したりというスキルも必要になる。
それについては紹介もしていくが、自分で意識して少しずつトライすることも可能だ。
このブログでは「気付き方」「考えの深め方」「他者との議論の仕方」に分けて、また「子どもとの日常生活、会話のコツ」「考える力を上げる本、オモチャのレビュー」「実は大事な親自身の考える力の上げ方」なども紹介していきたい。
これからを「考える力」で自分らしく生き抜く
AmazonGoが発表されたとき、いよいよAIの時代が現実的になったと、ワクワクするとともに正直焦った。
今の子どものたちは、約60%が今はまだない職業に就くという。
それはまるで明治維新並みの時代の変化のように思え、
将来が想像つかない分「子どもの育て方が難しい」と思う反面、
ワクワクドキドキするし、羨ましいとも思う。
「自分は将来何になるのか?」誰にもわからない子どもの方が多いわけだ。
では、私たち親は見えない将来に向かって、どうやって子育てしたらいいのだろうか?
答えは1つしかない。
「人間にしかできないことを深めること。その子の好きと得意を伸ばすこと。」
これに尽きる。
後者に関しては、好きなことさえやっていれば分かるだろう。
問題は、後者だ。
人間にしかできないことって何だろうか。
考えることだと、私は思う。
そう考えると、人間は進歩しているようで元に戻っているとも言える。
古代に愛された哲学が再注目されるのではと、哲学好きの私はワクワクしている。
ここでは「考える力」を伸ばす方法を、あらゆる角度から真剣に模索していきたいと思う。