「子どもが可愛くないの?」という脅し文句、そろそろやめませんか

聞いていて「嫌だなぁ」と感じるフレーズがあります。

その一つが「子どもが可愛くないの?」という一言。

たとえば母親が「仕事やパートをしたい」と言ったら、「残業したい」と言ったら、「休みの日に自分の時間が欲しい」と言ったら、疲れて夕ご飯にお惣菜を買ってきたら、この言葉が放たれます。

タチが悪いな、と思うのは、言っている相手側は「本当は子どもを可愛いと思っているのを知っていてわざと」言っていること。

それはそうですよね。本当に可愛くないと思っているだろうと思えば、むしろそんなことは言えません。

自分の価値観やライフスタイルが崩れるのを防ぐため、「『子どもが可愛くないの?』と言えばその行動を止めるだろう。もしくは罪悪感を感じて落ち込むだろう。どっちにせよ目標達成」と分かっていて言う、いわば脅し文句なのです。

 

思惑通り、この言葉を言われれば、母親は落ち込むでしょう。

自分は悪い母親なのか?子供に可哀そうな思いをしているのか?自分の希望はワガママで、母親なんだから我慢すべきなのか?

悶々と考えては罪悪感を感じ、自分を責め、行動を止める母親が多いのです。

母親を責め、自由を奪う、この脅し文句。もうそろそろ、このフレーズ使うの止めにしませんか?

皆、分かっているはず。母親は神様ではない、一人の人間であり、女性だと。ただ子どもを産んだだけで育児は経験も知識もないし、自分の時間も必要だし、泣きも笑いもするし、核家族・共働き社会と育児環境は厳しいと。

 

かくいう私も母親9年目ですが、このフレーズを言われてももう落ち込みも自分を責めもしません。またかと思い、「子どもが可愛いから言うのだ」と返すでしょう。

子どもが可愛いから、必要なこと。周囲がこういう言葉をかけたくなる母親の言動は、「安心できる家族運営」に必要なことがほとんどです。

この言葉を使いたくなる場面に、母親の本音が隠れています。どうぞ見落とすことのありませんように。