おうちでできる「子ども哲学」

「自分の頭で考える力」を伸ばそう

ママの心の余裕を生み出すアイテム① 一石五鳥「キッチン用デジタルオーディオスピーカー」

子どもと対話をするためには、まずママ側に心の余裕がないとできません。ママが普段の生活で余裕を生み出せるアイテムも随時ご紹介していきたいと思います。

子育て中は自分の時間ゼロ。これが辛いんですよね〜。好きなTVも見れないし、音楽も聞けないし、スマホを見るにも罪悪感を感じつつ…子どもは早起きだし、夜は寝かしつけと一緒に寝落ちだし、自分の時間をとる暇がなくてイライラ。

これを解消してくれるのが「デジタルオーディオスピーカー」です。私が使用しているのはANKER Sound Core2.Amazonのデジタルオーディオ用スピーカーで1位ですね。iPhoneの音楽が、Bluetoothで飛ばせちゃうんです。小型かつ充電式でコードレスなため、場所も取らず、好きな場所に移動できます。

私はこれをキッチンに置き、自分の好きな音楽を聴きながら料理しています。それまで好きな音楽は聴けなかったので、ほんっとーに久しぶり。久しぶりに聞くと結構衝撃的です…音楽ってこんなにも心と体を緩ませてくれるのか!と。思考的にも、それまで子どものことばかり考えてたのが、音楽聴いていると自分に向くんですよね。ザ・即席自分の時間。

個人的には料理も苦手なもので億劫ですが…音楽を聴きながらとまだマシになります。「音楽のため」的に頑張れる。

それでまた、このスピーカーを子どもも使っています。長男は小1なので、もう自分で操作できるんですね。子どもによって視覚や聴覚など優位な部分が異なりますが、彼は「聴覚優位タイプ」。例えば電車遊びと言っても、列車の発車メロディーに着目する。そんな彼は自分の好きな曲を聴いてリラックスしたり、習っているピアノの曲を聴くのに使ったり、踊っています。

そう、踊るのいいんですよ!子どもも親も、ダンスタイム。頭を使わず体を使うと、かなり気分転換になります。

また、しつけにも使えます。フランスで、毎日の片付けタイムに音楽をかけ、楽しく片付けをするという記事を以前見かけました。それから我が家でも取り入れてます。

こう考えると一石五鳥ですね!音楽ってすごい。長男が1歳ちょうどで歌を聴きながらダンスしていたのを見て、「人間が1番最初にする文化的活動は音楽(ダンスや歌)なんだ!」と感銘を受けた記憶がありますが、音楽のパワーには改めて驚かされます。

最初はスマホの音をあげればスピーカーはいらないかと思っていたんですが、低音も出るとクチコミを見てこちらにしました。他にもたくさんスピーカーはあるので見てみてください!

「ママのイライラ」を哲学する① 「今しかない可愛さ」にイライラする悲しさ

ママの子育て中のイライラも、哲学を使えば自然と減ってくる。「ママのイライラを哲学しよう」シリーズです。最近気付いたのが、「子どもへの『イライラ』は『愛情の再確認』に変えられる」ということ。

先日次男が3歳の七五三を迎え、写真撮影へ行きました。次男の着物姿に成長を感じながら、「自分は彼の成長をきちんと見てこれたかな?喜べていたかな?」と考えました。

次男が2歳で末っ子長女が生まれ、それからちょうど半年。この半年間、2歳〜2歳半という一番可愛い彼の成長をちゃんと見て喜べたかというと、65点というところでしょうか。「すごーい!」と喜ベる余裕のあるときもあれば、「ちょっと今は勘弁して」と思うときもあった。

では、具体的に何にイライラしたのか? 考えてみると「親が子どもにイライラするポイント」って、「必ず終わりがある行動」であり、「今しかない可愛さ」でもあるんですよね。

たとえば夜泣き、後追い、イヤイヤ、こぼす、危ない行動、大人の想像を超えた遊び…などあると思いますが、どれもが必ず終わりがあり、期間限定。一生続くことはありません。

また、見る人が変われば「可愛く」もなります。祖父母世代にとっては、孫が何しても可愛いんですよね。いやいや親だって、ほんとうは可愛いもの。小1の長男は、次男のようなことはもうしなくなりました。ラクな反面、やっぱりどこか寂しい。「可愛かったよなぁ」と懐かしみ、「もう一回あの時に戻ってみたいな」とさえ思う。

とはいえ、渦中にいるときは「可愛い」なんて思えない。その原因の多くが、「人手不足」なんですよね。手伝ってくれる人が1人いるだけで、ママの物理的な負担が減る。「可愛いね」「成長したね」など視点を変える一言やアドバイスをくれる人がいるだけで、精神的負担も減る。

「あと一人」いないだけでママの心身の余裕がなくなり、今しかない可愛さにイライラしてしまう。それは悲しいことだなぁ…と今回思ったのです。現代的な悩みですね。

同時に、何だか親子共に損しているように感じる。一生に一度しかできない子育てであり、今という時間なのに、なんだかもったいない。

だからイライラしたら「今しかない可愛さ」を思い出すことにしました。それでも気分が上がらなければ、家事を怠けたり、家事も育児も怠けて自分の時間を作ってみる。それで戻る愛情と笑顔があるなら、一時の怠けくらいなんともないと思うのです。

日常でできる子ども哲学④ もう一度考えたい「聞く」ことの大切さ

そもそも「子どもの話を聞く」ことについて、もう一度考えてみましょう。

普段子どもの話を最後まできちんと聞いていますか? 何か他のことをしながら聞いたり、途中で自分が話し出したり、聞いているようで的外れな返答をしたり。忙しくてきちんと話を聞けたのは1日一回、いや2〜3日に一回かも…なんてことも少なくないでしょう。

まず「子どものきちんと話を聞く」ことを意識してみましょう。これが哲学対話でもとても大切。最後まで話を聞かなければ、相手の本当に言いたいことはわかりませんよね。きちんと聞かなければ的を得た返答もできず、正しい議論にはなりません。

きちんと話を聞くためには、まず子どもが話せる雰囲気作りから。親が忙しくても子どもは常に今を生きていますから、できれば「後で」よりは「今」聞いてみる。でなければ「これが終わったら聞くから待っててね」と約束をしておきます。

聞くときには耳だけ聞けばいいわけでなく、座って同じ目線になり、子どもの方へ体を向け、顔を見ながら聞くことも大切です。姿勢一つで子どもの「どこまで話そうか」という気持ちも変わります。子どもが話し始めたら遮らずに、全て話し終わるまで待ちましょう。そして①〜③で触れた否定せずに深掘りをしていきます。

聞くことって受け身のように見えて、実はとても難しいんです。まずは1日に一回でいいので、「聞く姿勢」を整えてみましょう。

日常でできる子ども哲学③ 「答えを教えない」

①の「否定しない」にも通じますが、子どもとの会話で「答えを教えない」というのも大切です。

物の名前など「考えてもわからないこと」や、命や怪我などに関わることについての答えは教えます。それ以外の「水道の水はどこへ行くんだろう」「鳥は何で空を飛べるの?」などといった質問には、答えを教えないようにしましょう。

教えてしまうと思考をストップさせ、「わからなかったら親に聞けばいい」と考える機会を減らします。逆に答えを教えなければ、子どもは自分で答えを考え出します。

ベストは、一緒に考えること。「水道の水はどこに流れていくんだろう。道路に流すと濡れちゃうし、汚いよね。じゃあ水のたくさん溜まってるところってどこかな?」と思考を広げるキッカケを作ってあげたり、実際に散歩してみたり、調べたり。考えても答えは出しません。何ヶ月、何年とかけてわかればいいのです。

とはいえ、丁寧にやり取りする時間もなかなかありませんから「何でだと思う?」と子どもに聞き、意見を言わせ、「なるほど、でもそれだとこういう時はおかしいよね?」と問題提起をして終わりでも十分です。いずれ子どもが自分で答えを見つけます。

大事なのは結果よりも過程。答えがわかることよりも、「答えを得るまでの考え方と行動」に視点を当ててみましょう。

 

日常でできる子ども哲学②「深掘り」のステップ3つ

前回「否定せず深掘りする」と紹介しましたが、今回は「深掘り」に焦点を当て、3ステップでご紹介します。

①オウム返しする

まず子どもが話をしてきたら、質問せずに言葉をそのままオウム返しします。例えば「◯◯ちゃんとケンカした」と言われたら、「そっか、◯◯ちゃんとケンカしたんだ」と。すると、「何があったの?」と聞かれるよりも次の一言が出てきやすくなり、かつより本音に近い意見が出やすくなります。

オウム返しは、これから2人でケンカについて話をするという「テーマ確定」の役割も果たします。

②Why,How?

次に漠然とした「どうしてそうしたの?」「何で?」などの質問をします。すると子どもは、自分が1番言いたいことに焦点を当て、いろんな話をしてくるでしょう。

③対になるQ

子どものしたい話がある程度出て来たと思ったら、対になる質問をします。たとえば上で見たケンカの話なら、「◯◯ちゃんはどんな気持ちだったと思う?」と相手の立場に立った質問をします。

これ以外にも「大人数↔︎少人数、暑い↔︎寒い、短い↔︎長い」など、対になる質問はたくさんできます。今話してるテーマを反対の立場から考えることで、新たな気付きが生まれるのです。

この3ステップはカンタンで覚えやすいですよね。1つずつでも良いので日常会話に取り入れてみてください。

日常でできる子ども哲学①子どもの話を「否定しない」ことの難しさとメリット

いざ「子ども哲学をやろう!」と意気込む必要はありません。普段の会話から、哲学対話は十分できるのです。もっとも簡単で手っ取り早いのは、「子どもの話を否定しない」こと。とはいえ知識も経験も少ない子どもの発言に、大人はすぐ否定し、正解を与えたくなります。

まずは子どもの話を、否定しないで聞いてみましょう。「今すぐ正したい」とムズムズしますが、むしろ深掘りして聞いてみるのです。

すると気付くはず。子どもは子どもなりに、いろいろなことを考えているのです。たとえ間違いであっても、子どもは自分の経験したことと知っていることをつなぎ合わせ、その子なりの考えを築き上げるのですね。

大事なのは正否ではなく、「その子なりに考えてたこと」。間違えだとしても親が「なるほど、◯◯はそう考えたんだね」と一旦受け止めることで、子どもは安心するでしょう。「自分の考えを受け止めてくれた」という安心感はとても大切です。

間違った答えを、すぐに正す必要はありません。もちろん怪我や命などに関わることなら教えるスタンスで正しますが、そうでない限り、さらに経験を積むことで子どもは自ら間違いに気付いていきます。長い目でみていきましょう。

また、頭で考えたことを実際に口で説明させることで、対話力が上がります。考えていることを口に出すのは、子どもにとっては難しいこと。すぐに否定して正してしまうと、この対話能力をも奪ってしまうことになるのですね。

否定せず、深掘りし、「なるほど」と受け止めてみる。一週間に一度でいいですからやってみましょう。

子どもに哲学って、難しいのでは?

哲学というと、大人でも難しいイメージですよね。ましてや子どもがするなんて…と思われるかもしれませんが、そもそも哲学自体、難しいことではありません。哲学とは、真理を探求すること。ある一つのテーマの答えに向かって、考え続けることです。

大人と子ども、哲学をするのにどちらが有利でどちらが不利と、簡単には言えないでしょう。大人は子どもより多くの経験を積んでいますし、子どもは大人ほど先入観や固定概念に縛られていません。小さな子どもの斬新な意見に、ハッとした経験のある親も多いのでは。

哲学する上では、老若男女、社会的立場、国籍、文化…などなど関係ありません。どんな立場であれ、ただ一つのテーマの真理を探求することこそが重要なのです。

子どもの場合、何にでも「何で?」と聞く時期があったり、物事に対するストレートな意見を言う時期があります。この時期をうまく活用することで、真理を探求する力をうまく伸ばしてあげられるでしょう。