おやこ哲学 Think&Debate

子どもと一緒に、親になる。

褒めるときに一番伝えたいのは「ありのままのあなたでいい」こと

最近とある人間関係問題についてあれやこれやと話し合った結果、「褒める」というとてもシンプルな解決方法にいきつきました

子育て中の人は、意識して「褒めよう」とする人も多いのではないでしょうか。褒めるといっても、様々な意味合いがありますよね。

私の場合ですが、0~2歳児くらいまでは「できたこと」を褒める機会が多いですが、3歳くらいからはそれに加えてその子らしさを褒めたり、認めたり、感心したり、尊敬したり、「助かったよ」と感謝するようにもなり、「褒めるバリエーション」が増えていきます。

子どもの場合は、ですけれどね。大人になると、なぜ難しく感じるのでしょうか…。

 

さて、アドラーは「褒めない」ことを主張します。褒めるというのは上下関係を作り、相手の自律性を奪うというのです。

なるほど、褒めれば「褒めてもらうために努力しよう」と相手は思うようになります。褒めること自体、「上から見下ろしている感」も否めないですよね。先生と生徒になり、上下関係が生まれてしまう。

代わりに、「横から勇気づける」ことを推奨します。感謝だったり、相手の人間性を尊敬したり、助かったと伝えることが有効でしょう。

 

そうはいっても、乳児期や幼児前期の子どもの「できた!」という笑みには、親も嬉しくなり、つい褒めてしまいます。褒めないのはとても難しいですし、本能的に褒めていてしまうのだから、それで良いと個人的には思います。

褒めるというより、「一緒になって喜ぶ」と、もっと良いのでしょう。そうすると子どもは、より笑顔になります。

さらに感謝したり、尊敬したり、助かったことを伝えると、自分の存在意義を実感でき、勇気づけられるでしょう。

 

さて、これが対大人になると難しいものです。

大人の場合は、ありのままの姿や行動を指摘するだけでも、褒めにつながるように思います。

褒めるときは、ありのままの姿を尊敬したり、ありがたがる、助かると伝えるのがよいように思います。

 

そして最も大切なのは、大人でも、子どもでも、褒めるのは「ありのままの姿」ではないでしょうか。ありのままのあなたでいいということを、伝えるために褒める。そんなことを強く思った2月始まりでした。