おうちでできる「子ども哲学」

「自分の頭で考える力」を伸ばそう

日常でできる子ども哲学①子どもの話を「否定しない」ことの難しさとメリット

いざ「子ども哲学をやろう!」と意気込む必要はありません。普段の会話から、哲学対話は十分できるのです。もっとも簡単で手っ取り早いのは、「子どもの話を否定しない」こと。とはいえ知識も経験も少ない子どもの発言に、大人はすぐ否定し、正解を与えたくなります。

まずは子どもの話を、否定しないで聞いてみましょう。「今すぐ正したい」とムズムズしますが、むしろ深掘りして聞いてみるのです。

すると気付くはず。子どもは子どもなりに、いろいろなことを考えているのです。たとえ間違いであっても、子どもは自分の経験したことと知っていることをつなぎ合わせ、その子なりの考えを築き上げるのですね。

大事なのは正否ではなく、「その子なりに考えてたこと」。間違えだとしても親が「なるほど、◯◯はそう考えたんだね」と一旦受け止めることで、子どもは安心するでしょう。「自分の考えを受け止めてくれた」という安心感はとても大切です。

間違った答えを、すぐに正す必要はありません。もちろん怪我や命などに関わることなら教えるスタンスで正しますが、そうでない限り、さらに経験を積むことで子どもは自ら間違いに気付いていきます。長い目でみていきましょう。

また、頭で考えたことを実際に口で説明させることで、対話力が上がります。考えていることを口に出すのは、子どもにとっては難しいこと。すぐに否定して正してしまうと、この対話能力をも奪ってしまうことになるのですね。

否定せず、深掘りし、「なるほど」と受け止めてみる。一週間に一度でいいですからやってみましょう。