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フリーランス3児のママ 禅的子育て 

考えることで育児がラクになる

育児をしているとあまりにも忙し過ぎて、ついついラクな方へと、考えない方へと流れてしまう。たとえばテレビやゲームに頼ったり、子どもを怒って向き合わず終了なんて、多くの家庭では日常茶飯事だろう。

これを「悪いことだ」と言える権利は、誰にもない。孤育てが始まって間もない現代、「こんな子育てはダメ」と色々言われるけれど、孤軍奮闘している親にとやかく言う権利は誰もないと思う。

子育ての理想と現実のギャップに1番傷付いて罪悪感を感じているのは、紛れもなく親本人なのだから。親自身もよくわかっているのだ。


それでも今より1歩で良いから、理想に近い子育てをしたいそのためにどうすべきか?

1番効果的なのは、環境を変えることだと思う。ママ1人、核家族で子育てなんて、所詮ムリな話なのだから。それでも環境はすぐには変えられない。

それならば、1日1個考えてみてはどうだろうか?実はこれ、一石二鳥にも、三鳥にもなる。


これからの教育現場では、「考える力」が求められる。その練習にもなるわけだが、何より考えると、怒りが落ち着くのだ。頭で考えることで心も落ち着き、違った視点が見え、子どもの気持ちに寄り添うことができる。

子どもの態度も変わる。「対話」をしてくれる親を、子どもは信頼するだろう。何かあったら親に相談しようと思うだろう。


これは理想論ではなく、体験談。私自身が考えることで、救われている。

考えるのにも方法があるし、技術があり、また問いの立て方がある。まずは日々立ち上がる問いをQと題してみる。

小さな違和感から、考えてみよう。

3人子育ての長所①。3人それぞれが活きてくる

病気のときはきょうだいが多いほど大変ですが、普段は3人ならではのメリットもあります。


最近感じているのは、3人それぞれが「活きている」ということ。

たとえば、長男と次男の兄弟喧嘩。2人だけのときは、見てるだけで疲れました…どうにかしなきゃと思いますしね、実際親が入る方が良くないのですが。

今はケンカの最中、末っ子に癒されています。も〜仕方ないね〜なんて、末っ子抱っこして愛でながら対応。2人とも言い分があるんだしね、と一歩引いて見られるようになりました。


あるときは、アンダー3の育児。下の2人が2歳0歳なので、お世話やイヤイヤへの対応がまだまだ大変です。

でも1番上がお手伝いしてくれたり、何より大人並みに話せるのが助かる。「あんなに泣かなくても良いのにね〜」なんて会話する相手がいるだけで、育児ってほんと気が楽になりますね。


そして長男の入院時。落ち込みまくる私の横で、呑気にシュッポッポー‼︎と大好きなSLもって叫ぶ真ん中っ子。追い詰められたときこそ、彼の根っからの明るさに救われます。


3人それぞれが、うまく活きている。とても面白いですね。

マイコプラズマで入院、雑感②。選択の葛藤

咳も減り、あとは太るだけが課題となった長男氏。

2.5キロは痩せています。子どもにとっての2.5キロ大人にとったら倍の5キロくらい?親は子どもを食べさせるのが仕事だと、痩せた彼を見て親子の本質を見た気がします。


長男の看病には、葛藤が多かったです。

付きっ切りで看病したいけれど、下2人が2歳と0歳。日中も下の子に手が離せず、特に1ヶ月の長女にはうつったら困るので、夜は別々の部屋で眠る。長男が咳で起きたのに気付いたら彼の部屋へ行っていました。幸い産後1ヶ月半、睡眠が浅いので。

長男の元に今すぐにでも駆けつけたいのに、ずっと付きっ切りでいたいのに、それが出来ない。元々繊細で不安がちな子なので、病気中は余計不安だったと思うんです。まだまだ、6歳。それなのに、付きっ切りでいられない。


病院も私が付き添いたかった。家なんて居ても立っても居られない。でも、生後1ヶ月の子に授乳しなければならない。

長男も、長女も、同じ我が子。

どちらかを選ばなければいけない、これが1番辛かったです。

親になって、こういった選択が増えました。自分より大事な親と子ども、どちらかを選ばなければいけないなんてこともあった。

選択なんてできるわけないのに、しなければいけない。今後もあるんだろう。


今思うのは、もっと家事そっちのけで長男のとこにいれば良かったということです。最小限にしたものの、いつも3〜4日で解熱するので、特に最初は付き添いが少なかった。

周りの手も、惜しみなく頼るものですね。実家の近くに引っ越せたため頼ることができましたが、もっともっと頼れば良かった。そうでなければ色んなサポートも今はある。

きょうだいがいる場合、こういう時のためにも、普段から実家だけでなく一時保育など利用すべきだと強く思いました。

子どもがマイコプラズマ肺炎で入院、雑感①。病院への思い

入学したての長男がマイコプラズマ肺炎で入院しました。

年長になってから熱を出すことも半年に1〜2回。免疫ついたなーと思っていたから、まさか6歳でこんなことになるとは。

私も出産でしか入院したことないので、今回いろんなことを考えさせられました。

《まずは病気の経過を》

1日目、お昼に37.4度の熱で早退。元気で、ご飯も食べる。夕方急に39.6度。何も食べず寝る。

2日目、一日中寝る&トイレにも立てないで抱えて行く。思えばこの2つは、初めての症状でした。

熱も40度超え、ひどい咳が出始め小児科へ。オゼックスという咳に効く抗生剤をもらう。インフル、ヒトメタニューモマイナス。

3〜5日目、39〜40度。まだ立てない、ほぼ食べられない。咳がひどくて夜間眠りにくく、寝ても咳で目覚めてしまう。薬が終わるので小児科へ。

マイコプラズマに効く抗生剤だからマイコプラズマではないだろう。再度インフルとRS検査するもマイナス。血液検査もして白血球・炎症反応共に低いため、ウイルス性だろう。見た目は辛そうだが、そこまでしんどくないはず。しかし熱が下がらないので、総合病院へ紹介。

レントゲンとると白い影があり、肺炎とのこと。ここでマイコプラズマ検査し、確定。入院しても点滴薬あまりないので、クラリスへ抗生剤を変え、自宅療養。

6〜7日目、朝は8.2度になるも、昼から9度超え、夜は9.6度に。咳の酷さ、食欲の無さも変わらない。声を出しながら咳する始末。それでも昼間テレビを見る元気は出てきた。

濃いオレンジの尿が出て脱水も心配し夜間救急と小児科へ行くも、ポカリが飲めていれば良いと点滴せず。今が熱のピークで下がるはず、と言われる。

8日目、再度総合病院へ。熱が下がらないので入院決定。点滴と、抗生剤の点滴治療。8歳以下は使える点滴薬が少なく、これが効かなければステロイド点滴と言われ、祈るような思い。

点滴後、尿は普通の色に。「血液検査上は脱水ではないけれど、う〜ん」と言われたかま、尿を見る限り脱水っぽい。

10日目、解熱。レントゲンにまだ影は残るも、咳も減る。相変わらずゴホゴホの大変そうな咳だけど。

12日目退院。

《選択の連続》

ここまでの病状は初めてで、看病するにも、選択に迷うことばかりでした。いつ病院に行くか、点滴を頼むべきか…父母祖父母で話しても、意見が割れること割れること。

今思うのは、発症1日目から立てない&眠り続けるなんてなかったので、そこをもっと言うべきでした。

子どもの病気は「心配なら行っとけ!言っとけ!」と思っていますが、もっともっと言っておくべきでした。言っても大丈夫ならそれがベストなんだから、少しでも気になったら言っておくべきです。

《点滴について》

結局しないのが医師の判断でしたが、やはり点滴もしてもらうべきでした。

「ちょこちょこ飲めてればいい」って言われても…たしかに飲ませてたけど、それでも1日測ってみたら250ml程で、食欲不振と発熱具合見れば明らかに足りない。

前から思っていましたが、「ちょこちょこ」が曖昧過ぎるんですよ‼︎

合計4人診て頂き、皆さん最初は「大丈夫だと思う」というスタンスだったのですが、オレンジの尿が出た時点でもっとお願いすべきでした。入院直前は茶色だった。

また入院した時点で、既に2キロは痩せていたと思います。体力がないのに薬がちゃんと効くか、それも心配でした。体力のためにも、点滴は頼んでおけばよかったと思います。

長男は小さい頃から食が細く、1歳代で2回ほど、発熱しても飲まなくて点滴を経験しています。「脱水の判断」って難しいのですが、1歳の時は39度出るも1日半ほぼ飲めずに点滴でした。そのときも、それじゃあ遅かったのでは?と何度も考えました。

特に脱水で何か起こったことはないですが、脱水は病気より怖いと言われています。

水分量や尿量は具体的にメモし、丸1日あまり飲めていなければ、医師に相談すべきだと思います、

《薬が終わるまで待たない》

抗生剤ですが、飲んでも2〜3日で様子が変わらなければ、薬が終わるのを待たずに病院へ行くべきですね。「効いてない証拠」と皆さん言ってましたから。

大体が4日ないし5日分処方されますが、3日経っても改善されなければ相談すべきでしょう。


ママより先生。感情優位から理性優位に

昨日の記事、言葉でうまく表現できなかったとその後考えてみたら、「感情優位から理性優位に」という言葉が出てきました。

子ども2人のときは感情優位でしたが、3人になって理性優位になりました。まだ産後1ヶ月でホルモンバランスもガタガタな時期なのに、これは不思議なこと。

同時に「ママより先生」という感覚も。子どもの人数が増えてくると、ママというより先生になるんですね。「性格もバラバラなこのクラスを何とかまとめなきゃ」「この子はこーゆー子だからこう接して、あの子は逆なタイプだからこうするか」みたいな。

漫画家の内田春菊さんが著書で、「恋愛で1人としか付き合えない人は子どもは1人のが良いかも。私は最高4股かけたから4人で良かったのかもしれない」風なことを描かれていたんですね。

私は1人の人を長くしつこく片思いみたいなタイプなので残念ながら当てはまらないのですが、先生は小さい頃夢みてたので、なるほど!と腑に落ちました。

2017.4.10

2017.4.10

第三子となる長女を出産しました。


出産から1ヶ月を過ぎ、通常モードへ。産前の想像とは異なり、3人育児は物理的には大変だけど、精神的にラクになりました。

何でだろうか?

物理的には大変です。特に寝かしつけ、お風呂、次男を遊ばせること、睡眠不足。

それでも精神的には、グッとラクに。子どもに怒ることが減りましたね。怒っても、最中に冷静になってフォローに入る。あと以前以上に、子どもへの愛情表現が増えた。


それは「3人だから」なんです。

「3人だから一人一人に十分構えなくなる。一人一人の時間をとって、それぞれが寂しくないように愛情を伝えていこう」という意識が根底に芽生えたから。


2人育児のときは「上の子優先」がうまくできないことにも悩みましたが、それも今回はありません。

複数人育児に慣れたのもあるでしょうし、上の子の人数の方が多いので自然と上の子優先になる。

何より、上の子の寂しい気持ちがスーッとわかるのです。これはホルモンの関係でしょうね。2人目は上の子の気持ちを考えつつも、下の子だって小さいから可哀想という気持ちも強かった。


個人的な体感ですが、産むたびに産後のホルモンが安定するように思います。

1人目のときは、動物そのもの。我が子可愛いさゆえに片時も離したくないし、誰かに触られるのも嫌な時期があったり。

それが2人目、3人目と落ち着いていき、1番下の子を守るように本能はできているものの、他の子を見る余裕がもてるようになりました。


同じことが1人でできてる人もいれば、2人目でできてる人もいるでしょう。

私には3人だったんだな、と思いました。3人になった今が、母親として1番しっくりきてる。どっしりと自分は母親、という気持ちになった。

末っ子が動き出したらまた大変でしょうけれど、今の素直な気持ちです。

悩める親子にピッタリな合言葉 Eテレの歌「逆にパワー」

入学を控えた長男が早起きをするようになり、朝のEテレで「シャキーン!」がつくようになりました。不思議なキャラクターが出ていて以前までは???と思っていましたが、さすがはEテレ、面白いですね。

そこで歌われている曲『逆にパワー』。この歌詞は悩める子どもにも親にも最適だと、毎朝お茶を飲みながらウンウンうなづいています。

ザッと歌詞を紹介するとこんな感じ。

「腹立つ!ケンカした!ともだちなのに!

(逆に)

気付けたんじゃない?自分のいやなとこ

だからすれば?仲直り」

と子どもが直面する問題を逆にパワーにしてみたり、

「頭を悩ませる問題がたくさんでしょ?

だから 毎日楽しいじゃない?

逆に」

という悩める日々に対して前向きな歌詞もあります。

 

逆にパワーという視点、これこそ今後求められる視点ですよね。

小さなものから大きなものまで、生きている限り問題が起きるものです。

大事なのは問題が起きることではなく、それをどう捉え、対処するか。問題から何を得て、何を学び、どう工夫し、どんな行動をとり、どう自分が変化していくかー 大事なのはココです。

多様な視点を持つことが今後重要視されますが、まずは親が日常の小さな悩みを「逆にパワーにするには?」と考えてみましょう。

 

これは、子どもに対しても教えられること。

子どもは感情の生き物です。ギャーと泣き、ワーッと怒り、悔しがり、時に恥ずかしくて無口になったりと、親以上に子どもも日々問題にぶち当たっては葛藤しています。子どもですから。

まずは感情を思う存分、感じさせましょう。泣きたいだけ泣き、怒りたいだけ怒ってもらう。そうして本人が満足し、聞く耳を持ち始めた頃、「逆にパワー」に親が転換する声掛けをしてあげましょう。

これを繰り返すことで逆にパワーにする癖がつけば、今後の教育に合うだけでなく生きることに前向きになり、日々の心持ちもだいぶラクになるでしょう。

我が家の長男は繊細で何でも不安から入り、考え過ぎるタイプ。こういったタイプの子にも最適な視点だと感じています。