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フリーランス3児のママ 禅的子育て 

2017年「のびのび伸びる」

あけましておめでとうございます☆

 

2017年の目標は決めましたか?

私は漢字一文字で表すなら「伸」。親も子どもも、あるがままを「のびのび伸ばす」ことです。

先の見えない世の中だからこそ、自分らしさをのびのび伸ばしていくこと。それしかできないし、それが1番伸びしろもあり、強く、自信ともなるでしょう。

 

今年は引っ越し、出産、長男の入学、次男の入園(予定)、3人育児、もしかしたらの女子育児…と、初めて尽くし。おそらく人生で1番多忙な1年が予想されます。

2人目産後、心から思ったのは「忙しいのはいけない。文字通り心を亡くす」ということ。心を亡くして育児はできません。思考停止にも繋がります。

だからこそ物理的には忙しいけれど、極力手を抜いて「のびのび」を最優先させ、新たな世界に羽ばたく子どもたちがのびのび伸びていけるような1年にしたいと思っています。

 

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

「5〜7歳の中間反抗期」は親が2つの○○を止めるとうまくいく

2〜3歳の第1次反抗期、思春期の第2次反抗期の間に起こる「5〜7歳の中間反抗期」。小学校へ上がると経験も増え、親の言うことが全てではないと分かり、さらに反抗期がヒートアップするそうです。まさに長男も中間反抗期真っ最中です。

 

■中間反抗期の特色

 

いわゆるイヤイヤ期は、「何でもかんでもイヤイヤする時期」。イヤイヤ期に比べて今回難しいのは、知ってることも1人でできることも増え、口も知恵も回るところでしょう。

 

1日くらいハミガキしなくても虫歯にならないことや、TVを見過ぎてもすぐには目が悪くならないと知っている。

隠れてオヤツを食べるなど悪知恵も働くし、何をすれば親が困るかも知っていて、わざと困らせることもできる。

汚い言葉も、人を傷付ける言葉も一通り知っているので、親側の忍耐力がさらに試されます。

 

こう文章にしてみると、だいぶ大人に近付いていますね。コミュニケーション能力はかなり上がっています。

 

中間反抗期と第2次反抗期の違いは、今はまだママが好きなところを見せたり、甘えてくれるところ。これが第2次反抗期ではなくなるのですね。子どもの思春期には「中間反抗期はまだ良かったな…」と言っていることでしょう。

 

■親の不安VS子どもの自立心

 

まるで大学生の一人暮らしのように何でもやりたい放題の長男を見て、「ほっておけばTVやオヤツばかりで不健康まっしぐら。言わざるを得ない」と思い、言うべきところは言うと決めて接してきました。

怒りはするけれど必要だからであって、親側も信念あってこその対応。「感情的な怒る」より、「冷静な叱る」で対応できていたと思っていました。(とはいえたまに出る汚い言葉や傷付ける言葉の羅列には、感情的になるときがありましたが)

 

ある日、長男が「最近ママは怒るから嫌い」と言いました。これに対し私は、「怒られる理由は何か、考えたことがある?そこを考えないと、同じことの繰り返しになるんだよ」と答えることにしています。

しかし今回は、長男の話をじっくり聴くことにしました。

 

話していて気付いたのが、「子どもは『自分は1人でもできる』と思ってるのに、怒られることで『自分はできない』と言われているように感じて傷付いているらしい」ということ。怒られることで「自分は親に信用されていない」と感じるようなのです。

 

5歳は世の中の道理が大体わかり「自分は何でも知っていて、世界で1番すごい」と思い込みを抱えるのが特徴。それゆえ、親に口うるさく言われるとイライラして当たり散らすし、次第に自信もなくしていくのですね。

長男と話していて、中間反抗期は親の「ほっといたら不健康になる」という不安↔︎子どもの「自分を信じてほしい」という願望の戦いだと気付いたのです。

 

「口うるさい」のと「怒る」のを止めた

 

さらに幼稚園で疲れてるのに家で怒られるのは嫌な思いもあるようなので、思い切って「口うるさく言う」のと「怒る」ことを止めました。

 するとどうでしょう。自分で止められるものなんですね、テレビもおやつも。うちはテレビは1日1時間と決めてますが、10分オーバーの時はありましたが大体1時間程度で止めている。「今日はもうやめとくか」なんて独り言を言いながら。

 

こちらも口出しはせず、できたときにだけ「自分で止められたね」と声かけするだけで、日に日に自分で考えて動くようになりました。

思えば以前は、うるさかった。

TVを見始めれば、「何分まで見るの?」「もう時間じゃない?」「見過ぎだよ」「目が悪くなると困るんだよ」…これじゃあ余計見てやりたくなるのは、私も同じだったはず。口出しって「信頼してないサイン」なんですね。

 

ポイントは「信頼」です。

口うるさくされたり怒られると、「『自分はできない子』だと否定され、親に信頼されていない」と思い反抗するし、余計守りたくなくなる。ところが「親に信頼されている」と感じると、単純に嬉しいし自信がつくし、「信頼に応えよう」という気持ちが湧く。これは大人も同じでしょう。

 

■ダレるのが子ども。他のアイテム作戦で対応

 

とはいっても、特に土日なんか甘えさせてくれる人がいるとダレたりします。でも、それも子どもなので当たり前。大人だって完璧にはいかないし、完璧主義も良くない。疲れるし、つまらないし、機転も効きませんしね。

 

そんなときには、他のアイテム作戦。カードゲームやすごろくなどを用意すれば、テレビより食いついています。子どもは面白ければいいのです。

 

中間反抗期の軸は、「子どもの『自分はできる』という思いをいかに伸ばすか」にあります。その軸を間違わず、声かけをしていきたいですね。

音楽育児始めました。「しつけを真面目にする」のは止めよう(親子向け)

某TVで、「フランス人が子どもと部屋を片付けるときに音楽を流す」というのを見ました。

 

■「子どもとお片付け」日本での2パターン

 

子どもとお片付けとなると、

日本では「おっかたづけ〜♪」の歌を歌ったり、

「一緒に片付けよう」「ママと片付けるのどっちが早いか競争ね!」などの方法があります。

 

でも、毎回毎回毎日毎日…となるとうまくいかない。

子どもも日々成長しますから、

「今遊んでるからイヤ!」「めんどくさい」「もうママの勝ちでいいよ」なんて流されます。

 

あえて片付けないで気付かせる方法もありますが、

子どもは汚くても全然平気、ママは結局イライラに。

 

でもこちらは長い目で見ると割と効果があります。

「あのオモチャがない!片付けておけばよかった〜」

を何十回か繰り返せばですが。。

 

■ママがイライラしては意味がない

 

結局どちらも、ママがイライラするのが問題です。

ママがイライラすればママ自身もしんどいし、子どもへの当たりもきつくなりますから。

親子ともにしんどく、片付けをもっとキライになる。

 

何より「イライラは思考停止の始まり」です。

当ブログでは、イライラの排除を徹底的にします。

 

■しつけは楽しむ

 

そこで音楽を流すというのはいいですね〜

1番驚いたのは、価値観の違いです。

 

日本人:しつけは真面目に言い聞かせるもの

フランス人:しつけも楽しむもの

 

しつけを真面目にし過ぎて沈没…が日本ではよくあるパターンなんですね。

それでも昔は人手がいましたから、じいちゃんばあちゃんが笑かしながらうまくしつけたり(また子どもも他人の話こそ聞いたりする)、

「まだそのしつけは早いよ」「今日ぐらいは大目に見れば」なんて日々のアレンジも効いたけれど。

ママ一人では、「真面目に!毎日必ず!完璧に!」になってしまう。

 

そこで役立つのが「音楽の力」です。

この曲でお片付けと決めるという使い方も良いけれど、重要なのは目に見えない部分。

音楽を聴くだけで、ママの気持ちはリラックスし、思考も働き、何をしても楽しくなる。この作用ですね。

 

ということで早速、私も日常に音楽を取り入れています。

主に料理や掃除などの家事をするときや、夜の子どもと遊びの時間。

一日の中でも疲れたり、しんどそうなときにこそ使っています。

今はクリスマスソングメインで、アマゾンミュージック使用中。

 

目的は「リラックス、楽しむ、心の余裕を取り戻す、思考再開」ために。

本能に響くものこそ効果も早く、持続性も強いですね〜。

3分聞くだけで気持ちなんてガラッと変わっちゃいます。

五感に作用する音楽育児、とてもオススメ。

 

他にもしつけを真面目にしない方法を模索していきます。

考えない親VS考える子ども。そもそも「考える力」って何だろう?

2020年の教育改革では、「自分で考える力」に視点が当てられる。

詰め込み式教育で「考える行動」を奪われた私たちの世代が失ったものを、もう一度見直そうというわけだ。

 

詰め込み教育で、ある意味コンピューター化された私たち。

AIがくるならコンピューター型人間はもういらない。

日本人がもう一度人間性を取り戻すための、素晴らしい方針だと思う。

(正直かなり遅いと思うけれど)

 

■親にとっては脅威

 

考えない親に、考える子どもたちー

それは私たち親世代にとって、ある意味脅威かもしれない。

 

口応えする子どもに、

「いいからこうしなさい」

「これが普通なのよ」

「みんなこうしてるよ」

「何で言うことが聞けないの!」

といった押し付けは全くの逆効果になる。

 

「まず相手(子ども)の考えを聞き、お互いの考えを議論し合う」

といったスキルが必要になるのだ。

親子間だけでなく夫婦間、友達や同僚とでさえ出来ていない人も多いだろう。

親世代も、自分自身の生き方を問い直す必要が出てくる。

 

■「考える力」とは

 

そうはいってもそう難しいことでなく、考えるのは人間の本能的な行動だから、心配する必要はない。

「考える力」というと難しそうだけど、小さなことこそ大切だったりする。

 

まずは「気付く」ことがスタート。

・日常で感じた小さな違和感を見逃さず、見ないふりしない。じっくり見つめて考えてみる。

・当たり前だと思っていたことを、もう一度考えてみる。「当たり前思考」をなくす。

 

最初は怖いかもしれないけれど、

逃げること(考えない)でなく、向き合うこと(考える)で

毎日の生活も人生も変わる。

 

もちろん考えるを深めるには、ミクロとマクロで考えたり、比較したり、角度を変えてみたり、他人と議論したりというスキルも必要になる。

それについては紹介もしていくが、自分で意識して少しずつトライすることも可能だ。

 

このブログでは「気付き方」「考えの深め方」「他者との議論の仕方」に分けて、また「子どもとの日常生活、会話のコツ」「考える力を上げる本、オモチャのレビュー」「実は大事な親自身の考える力の上げ方」なども紹介していきたい。

これからを「考える力」で自分らしく生き抜く

AmazonGoが発表されたとき、いよいよAIの時代が現実的になったと、ワクワクするとともに正直焦った。

 

今の子どものたちは、約60%が今はまだない職業に就くという。

それはまるで明治維新並みの時代の変化のように思え、

将来が想像つかない分「子どもの育て方が難しい」と思う反面、

ワクワクドキドキするし、羨ましいとも思う。

「自分は将来何になるのか?」誰にもわからない子どもの方が多いわけだ。

 

では、私たち親は見えない将来に向かって、どうやって子育てしたらいいのだろうか?

答えは1つしかない。

「人間にしかできないことを深めること。その子の好きと得意を伸ばすこと。」

これに尽きる。

 

後者に関しては、好きなことさえやっていれば分かるだろう。

問題は、後者だ。

人間にしかできないことって何だろうか。

考えることだと、私は思う。

 

そう考えると、人間は進歩しているようで元に戻っているとも言える。

古代に愛された哲学が再注目されるのではと、哲学好きの私はワクワクしている。

ここでは「考える力」を伸ばす方法を、あらゆる角度から真剣に模索していきたいと思う。